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最終更新日2026年9月27日
最終確認日2026年9月27日
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所有者が分からない土地を法務局で調べる
現地しか分からなくても、公図などから地番を確認して所有者までたどれる場合があります

「この空き地が誰の土地なのか分からない」 「所有者へ連絡したいが、名前も住所も分からない」 ということがあります。

私も実際に、 近隣へ聞いても所有者が分からず、 地番も知らない状態から 法務局で土地を調べたことがあります。

このページでは、 地番とは何か、 公図では何を見るのか、 登記事項証明書のどこを見れば所有者が分かるのか に絞って説明します。

現地 → 地番 → 登記事項証明書 → 所有者氏名・住所 所有者調査で大切なのは、 最初から所有者名を知っていることではありません。 まず対象土地を特定し、 その土地の地番を調べ、 地番を使って登記事項証明書を取得します。
私が実際に調べたときの流れ 近隣へ聞いても所有者が分からなかった土地

私の場合は、 隣の土地から植栽がこちらまで入り込んできていたことがきっかけでした。

近所の方へ聞いても 所有者を知っている人がおらず、 地番も分かりませんでした。

① 近隣へ確認 所有者を知っている人がいないか確認。
② 法務局へ 現地の場所を手掛かりに地番を確認。
③ 登記を取得 地番を使って登記事項証明書を取得。
④ 所有者確認 所有者氏名と登記上の住所を確認。

私は初めての手続きでしたが、 法務局の窓口で 「この場所の土地所有者を調べたいが、地番が分からない」 と伝えると、 確認方法を教えてもらえました。

今どこまで分かっていますか? 状況を選ぶと、次にすることを表示します
現地の位置を手掛かりに、土地の地番を確認 道路、隣の建物、周辺土地などから対象地を特定し、 法務局で公図や地図等を確認します。

最初に知っておきたい「住所」と「地番」の違い

普段、 郵便物や宅配で使う住所と、 土地の登記で使う 地番 は同じとは限りません。

所有者の登記事項証明書を請求するときは、 土地なら 地番 を特定する必要があります。

地図アプリの住所をそのまま地番だと思わない 住居表示と地番が異なる地域があります。 所有者調査では、 対象土地の地番を確認してから 登記事項証明書を請求します。

地番が分からない場合はどうする?

私の場合は、 現地の土地は分かっていても 地番が分かりませんでした。

そこで、 法務局で対象土地の位置を確認しながら 地番を調べました。

1
現地で対象土地を確認 道路、 隣の家、 店舗、 交差点など、 その土地の位置を説明できる情報を整理します。
2
法務局で地図・公図等を確認 対象土地と周囲の土地との位置関係を見ながら 地番を探します。
3
対象土地の地番を特定 「○○町127番2」のように 登記に使う地番を確認します。
4
その地番の登記事項証明書を請求 地番が特定できたら、 土地の登記事項証明書を取得します。

公図って何?

「公図」と言われても、 初めてだと何の図面なのか分かりにくいと思います。

簡単に言うと、 土地の区画と地番の位置関係を見るための図面 です。

法務局には 「地図」や 「地図に準ずる図面」が備え付けられており、 後者は一般に 公図 と呼ばれています。

公図のイメージ 架空の見本
125-1
125-2
126
127-1
127-2
128
← 調べたい土地
道 路
この図では、 現地の道路や隣接地との位置関係から、 「127-2」が調べたい土地だと確認するイメージです。 実際の公図は土地によって形状・表示が異なります。
公図だけで土地の境界を正確に断定するものではありません 公図は、 土地の位置関係や地番を確認する手掛かりとして使います。 境界そのものを正確に確認する必要がある場合は、 別の図面や測量等が必要になることがあります。

地番が分かったら登記事項証明書を取る

地番が特定できたら、 その土地の 登記事項証明書 を請求します。

登記事項証明書は、 所有者本人でなくても請求できます。

私も、 所有者の許可をもらって取得したわけではありません。

登記事項証明書は誰でも請求できます 対象土地を特定し、 必要な手数料を納めれば 誰でも請求できます。

登記事項証明書のどこを見る?

所有者を確認するときに見る中心部分は 権利部の甲区 です。

登記事項証明書の見方 架空の見本
全部事項証明書(土地)イメージ
表題部
所在
○○市△△町
地番
127番2
地目
宅地
権利部(甲区)
登記の目的
所有権移転
権利者その他の事項
所有者
○○県○○市○○町1番2号
山田 太郎
権利部(乙区)
内容
抵当権など所有権以外の権利
所有者へ連絡する目的なら、 まず甲区に記載された 所有者氏名と住所を確認します。 この見本は説明用の架空例です。

私が取得した登記事項証明書には電話番号はありませんでした

私が実際に取得した登記事項証明書では、 所有者の 氏名と住所 を確認できました。

ただし、 電話番号は記載されていませんでした。

そのため、 所有者住所が近ければ訪問し、 遠方の場合は郵送で連絡していました。

登記で確認できる住所が現在の居住先とは限りません 転居後の住所変更が反映されていない場合や、 相続が発生している場合など、 登記上の住所へ郵送しても 届かないことがあります。

土地と建物は別々に登記される

土地と建物は、 原則として別々の不動産として登記されています。

そのため、 土地所有者と建物所有者が 同じとは限りません。

土地の所有者を調べたい場合は 土地の地番を確認し、 建物そのものの所有者を調べたい場合は 建物の家屋番号等を確認して 建物の登記事項証明書を取得します。

空き家でも考え方は同じです 空き家だから特別に土地と建物が分かれているのではなく、 通常の建物でも土地と建物は別々に登記されています。 空き家の所有者を調べる場合も、 「土地の所有者」と「建物の所有者」を 分けて確認する必要がある場合があります。

2026年9月現在の手数料

所有者調査でよく使う 登記事項証明書と地図等証明書の手数料は、 2026年9月現在、次のとおりです。

書類
書面請求
オンライン請求
登記事項証明書
600円
郵送520円
窓口受取490円
地図等証明書
500円
郵送470円
窓口受取440円

私が窓口で請求した際は、 手数料分の 収入印紙 を購入して手続きしました。

地番が分かっているならオンライン請求もできます すでに地番が分かっている場合は、 オンラインで証明書を請求し、 郵送または窓口で受け取る方法もあります。 オンライン請求しても、 登記事項証明書そのものがPDFで交付されるわけではありません。
所有者氏名・住所を回覧板やSNSへ載せない 登記情報を取得できることと、 取得した氏名・住所を 地域へ広く公開してよいことは別です。 所有者への連絡など、 問題解決に必要な範囲で扱います。

まとめ

「誰の土地か分からない」で止まらず、まず地番を探す 私の場合も、 最初は所有者も地番も分かりませんでした。 しかし、 現地の位置から地番を確認し、 登記事項証明書を取得することで、 所有者氏名と住所まで確認できました。

関連するページ

この記事の確認方針・参考情報

このページには、 筆者が実際に所有者不明の土地について 近隣確認、 法務局での地番確認、 登記事項証明書の取得、 所有者確認まで行った経験を含めています。

登記事項証明書、 地図等証明書、 請求方法、 手数料については、 法務局の公的情報を確認して構成しています。

参考:
法務局「登記事項証明書(土地・建物)、地図・図面証明書を取得したい方」
法務局「主な手数料一覧(令和8年4月1日~)」
法務局「不動産登記に関するよくある質問」