会長・書記・役員向け
行事を続けるか、 回覧方法を変えるか、 役員の仕事を減らすか、 防災活動を見直すか。
意見が分かれそうなテーマでは、 住民アンケートで現状を把握してから話し合う 方法があります。
このページでは、 質問票の作成から回答入力・集計まで まとめてできます。
アンケートを作る- 役員だけで決めにくいテーマは、住民アンケートで意見を集める方法があります。
- 最初に「何を判断するためのアンケートか」を決めます。
- 質問数を増やしすぎず、回答しやすい選択式を中心にします。
- 必要のない氏名・電話番号などは集めないようにします。
- アンケート結果だけで正式決定できるとは限りません。
- 必要に応じて役員会・総会等で正式に検討します。
まず目的を1つ決め、 選択式を中心に5~10問程度から始めると扱いやすくなります。
どんなときにアンケートを使う?
住民アンケート作成・集計ツール
質問票を作り、そのまま回答を集計「アンケート作成」と「回答集計」を切り替えて使えます。
氏名や電話番号などを収集する場合は、 利用目的・管理方法・共有範囲を明確にしてください。
作成した質問がここに表示されます。 紙で回収した回答を1件ずつ入力できます。
回答を登録すると集計結果が表示されます。
最初に「何を決めるためのアンケートか」を決める
アンケートで最も重要なのは、 質問ではなく目的です。
例えば、
- 行事を減らすか判断したい
- 役員の負担が大きい仕事を特定したい
- 回覧方法を紙のままにするか検討したい
- 防災活動で住民が必要としていることを知りたい
のように、 アンケート後に何を検討するのかを先に決めます。
質問は少なくする
質問が多すぎると、 回答途中でやめる人が増えたり、 回収率が下がる可能性があります。
最初は、 本当に必要な質問だけを残します。
| 回答形式 | 向いている質問 |
|---|---|
| 1つ選択 | 複数案のうち、最も近い考えを選んでもらう。 |
| はい・いいえ | 実施希望、参加経験などを確認する。 |
| 5段階評価 | 満足度、負担感、重要度など。 |
| 自由記述 | 選択肢だけでは拾えない意見を聞く。 |
選択肢は中立にする
質問文や選択肢で、 回答を特定方向へ誘導しないようにします。
・現在と同じ規模で継続
・規模を縮小して継続
・開催頻度を減らす
・休止・終了を検討
・分からない
「分からない」「その他」も用意する
選択肢を無理に二者択一にすると、 本当の意見が分からなくなることがあります。
必要に応じて、
- 分からない
- どちらともいえない
- その他
- 利用・参加したことがない
などを加えます。
氏名は本当に必要?
意見傾向だけを知りたい場合、 必ずしも氏名が必要とは限りません。
記名式にすると、 回答内容によっては 本音を書きにくくなることもあります。
匿名アンケートにも限界がある
匿名にすると回答しやすくなる一方、 同じ人が複数回答しても確認しにくいことがあります。
回答の信頼性を重視する場合は、
- 1世帯1枚で配布する
- 班ごとに回収数を管理する
- 無記名だが配布枚数を管理する
などの方法も考えられます。
回収期限を決める
回答期限がないと、 いつ集計を始めればよいか分かりません。
配布時に、
- 回答期限
- 提出場所
- 提出方法
- 問い合わせ先
を案内します。
回収率も見る
例えば100世帯へ配布して 20世帯しか回答していない場合、 その20世帯の意見だけで地域全体を代表しているとは限りません。
自由記述は分類して見る
自由記述は、 一人ずつの文章を読むだけでなく、 内容をテーマごとに分けると整理しやすくなります。
例えば、
- 行事負担
- 役員負担
- 高齢化
- 情報共有
- 防災
- 自治会費
などに分類します。
アンケート結果を役員会で使う
集計した結果は、 役員会での検討材料として使えます。
「役員の感覚」だけではなく、 住民の回答数や割合を見ながら議論できます。
要望・相談とアンケートは別
アンケートは、 複数の住民から同じ質問について意見を集める方法です。
一方、 個別の設備不具合や具体的な要望は、 要望・相談として別に管理した方が分かりやすい場合があります。
アンケート結果をそのまま正式決定にしない
規約変更、 自治会費変更、 大きな事業変更などは、 自治会の規約に基づいて 総会等での正式な決定が必要になる場合があります。
アンケートを作る前のチェック
- 何を判断するためのアンケートか決めた
- 質問を増やしすぎていない
- 質問文が回答を誘導していない
- 選択肢に不足がない
- 必要なら「分からない」を入れた
- 個人情報を集めすぎていない
- 回答期限を決めた
- 回収方法を決めた
- 結果を誰が集計するか決めた
- アンケート後の検討方法を決めた
よくある質問
Q. 自治会アンケートは何問くらいがいいですか?
一律の決まりはありません。 ただし、目的に関係のない質問を増やしすぎず、 短時間で回答できる量にすると回答者の負担を抑えやすくなります。
Q. 匿名と記名はどちらがいい?
目的によります。 意見傾向を知りたいだけなら匿名、 個別回答や確認が必要なら記名・連絡先ありにするなど、 必要性から決めてください。
Q. 回答率が低い場合は?
回答結果だけで地域全体の意見と断定せず、 配布数・回答数・回答率も合わせて確認します。 必要なら再案内や別の意見収集方法を検討してください。
Q. アンケートで過半数なら決定していい?
必ずしもそうではありません。 総会議決が必要な事項などは、 自治会の規約に定める正式な手続きを確認してください。
Q. 紙とWebの両方で回答を集めてもいい?
可能ですが、 同じ世帯が二重回答しないよう管理方法を考える必要があります。 また、紙とWebで質問内容や選択肢を同じにしておくと集計しやすくなります。
Q. アンケート結果は全員へ知らせる?
自治会の運用によります。 結果を公開する場合は、 回答者を特定できる自由記述や個人情報をそのまま掲載しないよう注意してください。
まとめ
自治会アンケートは、 役員だけでは判断しにくいテーマについて、 住民の考えを確認するための手段です。
- 目的を決める
- 必要な質問だけ作る
- 回答形式を選ぶ
- 個人情報を必要以上に集めない
- 期限・回収方法を決める
- 回答数と割合を集計する
- 役員会等で結果を検討する
- 必要なら正式な議決手続きを行う
上の無料ツールでは、 アンケート質問票を作り、 Word保存・A4印刷した後、 紙で集めた回答を入力して集計し、 Excel保存できます。
自治体が公開している自治会・町内会運営ハンドブック、 地域活動の改善事例、 住民意見の収集・合意形成に関する資料等を確認し、 全国向けの記事として構成しています。
アンケートの実施方法、 個人情報の扱い、 回答結果の利用方法、 正式な決定手続きは自治会ごとに異なります。 実際には自分の自治会の現行規約・個人情報ルール・正式な会議手続きを優先してください。