年度末の決算をまとめる会計担当へ
収入・支出・繰越金を整理し、年度末残高を自動計算。 通帳・現金等の実残高と照合し、Excel保存・印刷まで進められます。
1.最初にそろえるもの
いきなり決算書へ数字を入れるのではなく、 先に確認資料をそろえる方が間違いを見つけやすくなります。
- 今年度の帳簿
- 通帳等の入出金記録
- 領収書・請求書等
- 前年度の正式な決算書
- 今年度の予算書
- 現在使っている決算書様式
- 会計期間・会計ルールが分かる規約等
決算作業ツール
決算下書きメーカー収入・支出・年度末残高を整理し、 端末保存・Excel保存・印刷ができます。 Excelは「決算まとめ」「収入明細」「支出明細」の3シートで保存します。
2.帳簿・予算書・決算書の違い
決算書は日々の取引を1件ずつ並べるものではなく、 帳簿等の記録を費目ごとに集計し、 その年度全体の収入・支出・残高を確認できる形にまとめます。
3.決算書には何を書く?
自治会によって様式は異なりますが、 一般的には次のような内容を確認します。
4.収入をまとめる
収入は、その年度に自治会へ入ったお金を 自治会で使っている費目ごとに集計します。
- 自治会費・町内会費
- 補助金・助成金
- 事業収入
- 寄付金等
- 利息・雑収入
- 前年度繰越金
5.支出をまとめる
支出も帳簿の支払いを 決算書の費目ごとに集計します。
- 会議関係
- 広報・印刷
- 防災・防犯
- 環境美化
- 行事
- 通信・事務用品
- 備品
自治会の領収書の整理・管理方法を見る →
6.前年度繰越金と次年度繰越金
決算書の様式によって繰越金の表示方法は異なる場合があります。 自治会で現在使っている正式様式を優先してください。
7.予算額と決算額を比べる
予算書がある場合は、 予算額と決算額を比べると 大きく変わった項目を見つけやすくなります。
予算と決算が違うこと自体を、 自動的に間違いと判断するわけではありません。 大きな差がある場合は、 なぜ増減したのか説明できる状態にしておきます。
8.数字が合わないときの確認順
合計が合わない場合は、 差額を消すために数字を書き換えず、 次の順番で確認します。
- 集計漏れがないか
- 同じ取引を二重に計上していないか
- 収入と支出を逆にしていないか
- 費目の集計先を間違えていないか
- 前年度繰越金が正しいか
- 通帳・現金・帳簿の残高が一致しているか
9.決算書ができたら会計監査へ
決算書をまとめた後は、 自治会の規約や運営方法に従って監査を受けます。
監査では決算書だけではなく、 次の資料と照らし合わせて確認します。
- 帳簿
- 領収書等
- 通帳等の記録
- 予算書
- 未処理・確認待ち事項
自治会の会計監査では何を見る? →
10.総会で会計報告する
総会では正式な決算書を見ながら、 収入・支出・差引残高や、 特に説明が必要な増減等を伝えます。
収入・支出の内容は、お配りしている決算書のとおりです。
収入合計は○円、支出合計は○円、 差引残高は○円となり、次年度へ繰り越します。
主な増減や補足事項についてご説明いたします。
11.監査へ渡す前の最終確認
- 対象年度・会計期間が正しい
- 収入の集計漏れがない
- 支出の集計漏れがない
- 前年度繰越金が前年度決算と一致している
- 年度末残高を計算した
- 通帳・現金等の残高と照合した
- 予算との差で説明が必要な項目を整理した
- 不明な数字を勝手に修正していない
- 監査担当へ必要資料を渡せる
よくある質問
Q. 決算書の様式は全国共通ですか?
Q. 前年度繰越金はどこから確認しますか?
Q. 予算より多く使っていたら間違いですか?
Q. 数字が1円だけ合いません。
Q. Excelはあとから編集できますか?
Q. 保存したExcelを正式な決算書として使えますか?
自治体が公開する自治会活動・運営資料、収支決算資料、 収支決算書例、自治会活動ハンドブック等を確認し、 全国向けの記事として構成しています。
自治体が公開する様式・費目には特定制度用のものもあります。 実際の自治会会計では、 現行規約・会計方法・既存様式・提出先の最新指定を優先してください。